いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因は主に肥満、アルコール、加齢、鼻疾患、小顎などで、空気の通り道「気道」が圧迫され発症します。厚生労働省の報告では重度の無呼吸症候群では5年後の生存率は約80%(死亡率約20%)とされています。循環器系の疾患に陥りやすく、死因は突然死が殆どです。
一晩の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上、レム、ノンレム期(レム睡眠とは筋肉を休める眠り、ノンレム睡眠とは大脳を休める眠り)の両方に現れる病態です。
医学的な無呼吸の定義では、10秒以上の口と鼻での気流の停止です。この結果十分な睡眠がとれず、日中の眠気、集中力の低下、活力の喪失などが起こります。交通事故や災害事故の原因との関連から、社会的に問題になっています。
睡眠時無呼吸症候群の日中の覚醒時の症状として、頭痛、眠気、活力の著しい低下による性格の変化などが認められます。また睡眠時無呼吸症候群には、心血管系の合併症(不整脈、心不全、高血圧、脳血管障害)や糖尿病が多くみられ、さまざまな問題を引き起こしてきます。
習慣的にいびきをかいている人は一刻も早く治療を始めることをおすすめします。
当医院ではいびき、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っております。治療には簡易で効果の高い歯科装具と呼ばれるマウスピース(スリープスプリント)を用いますので、手術の必要がありません。他の治療法に比べ安価に製作できます。2004年に厚生労働省が認可した新しい治療です。
治療用に開発された特殊な形状のマウスピース(スリープスプリント)です。口にはめ込むだけで効果を発揮します。
この方法は身体に負担をかけない新しい治療方法として、いびき・無呼吸症候群に用いられています。装着すると気道が開き空気が良く通るので、いびきや無呼吸が止まります。 手術や人工呼吸器を装着する治療と比べ身体の負担が少なく、小型のポケットサイズで旅行などに持ち運べます。
当院では、大学病院の内科と連携・協力して、睡眠時無呼吸症候群といびきの集学的診療を行っています。
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午後 | ○ | △ | ○ | × | ○ | △ | × |
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休診日:木曜日・日曜日・祝日